La Vuelta(ブエスタ・ア・エスパーニャ)開催中
La Vuelta(ブエスタ・ア・エスパーニャ/スペイン一周レース)は第80回大会で、1935年の初開催から90年目を迎える記念大会となります。
開幕地は既報通りイタリア北西部ピエモンテ州で、そこからフランスとアンドラを経由し、最終目的地であるマドリッドを目指しながらスペイン北部を巡っていきます。
今大会で特筆する点は昨年より1つ増えた10つの山頂フィニッシュで、また近年のグランツールでは珍しいチームタイムトライアルも設定されました。
総合争いは、超級山岳アングリルが登場する第13ステージや最終山岳決戦の場、ボラ・デル・ムンドの第20ステージで行われます。
主催者によると総距離3,261kmのレースのうち、スプリンター向けのステージは4〜6を想定しています。
<ステージカテゴリー内訳>
平坦ステージ:6(山頂フィニッシュ2)
丘陵ステージ:8(山頂フィニッシュ3)
山岳ステージ:5(山頂フィニッシュ5)
個人タイムトライアル:1
チームタイムトライアル:1
コースはトリノでの開幕後、3日間はイタリアを巡り、4日目はイタリアのスーザからフランスのヴォワロンへと移動。20kmのチームタイムトライアルを挟み、6日目に最初の山岳ステージがアンドラを舞台に行われます。
2週目の見どころはバスクらしい短い急坂が連続するビルバオでの11日目。そして今大会のハイライトとなる13日目に、最大勾配24%の超級山岳アングリルが登場。また翌日も2つの急峻な1級山岳を越える山岳バトルが繰り広げられ、集団スプリントが予想される15日目で2週目は締めくくられます。
マイヨロホ争いの天王山となるのは、17日目の1級山岳フィニッシュから。翌日の26kmの個人タイムトライアルと平坦ステージを経て、山岳最終決戦の場は頂上が2,258m地点にある超級山岳ボラ・デル・ムンドです。そしてアラルパルドからマドリッドまでの平坦ステージで、3週間の戦いは幕を閉じます。